「支持政党なし」は本当に「誤認投票」を引き起こすのか①

公示2日目。

定数6になぜか4人も候補者を出した「支持政党なし」。

さっそくいろんな意味で注目を浴びているようです。

 

『新党本質』⇒『安楽死党』⇒『支持政党なし』代表 佐野秀光の日常: ポスター破られる

届け出順を決める抽選にあえて参加せず4人を連続した順番にすることで、実質4倍もの広報スペース(いやもはやこれは広告でしょう)を確保。

東京の人はびっくりしたでしょう。

びっくりを通り越して目の敵にした人もいるようで、4枚とも破られるという事件も発生。

さしずめ「選挙をバカにしやがって」といったところでしょうか。

却って衆目を集め、「支持政党なし」に利する行為です。ありがとうございます。

 

いっぽう、「支持政党なし」に対する「注意」「危険」といったブログ、記事もネット上に見られるようになりました。

多いのが、「本当に支持政党をもたない人が誤認して、意図せずに投票してしまう」というもの。

 

確かに「支持政党なし」と書かせて、いざ当選したら自民党と組んだり、共産党と組んだりするのであれば大問題だと思いますが、何せ「政策一切なし」と公約しているのですから、その心配はないと私は思っています(少なくともほかの政党の政権公約より実現可能性は高いと思いますよ)。そう言った有権者をごまかすという意味での「誤認」の指摘は全く当たらないと私は思います。

 

一方、「最初から無効票にするつもりで、あえて『支持政党なし』と書いたつもりが、意図せず政治団体の『支持政党なし』に一票を投じたことになってしまう」という問題提起もあります。次回はこの点について書きます。